もう終わりかけたヒガンバナが辺り一面に咲いていた。栃木県簑沢というところ、写真を撮りながら歩いていると、いきなり得体の知れない者が花影に現れた。話しかけると「おんみょうじのコスプレで撮ってもらっているんです」と。調べたら陰陽師(おんみょうじ)で日本古来からの陰陽道に携わる呪術師のことだと。ドラマや漫画、アニメ、ゲーム等でも有名なんですね、知らなかったのはオレだけだったかも・・・。2021/09/28
簑沢
至る所にヒガンバナ
道端でいきなりビックリ!
聞くと「おんみょうじ」だって
陰陽師のコスプレ
陰陽師(ネットより)
ヨシ、以前ご紹介した「もののけの日本史」(小川聡子著 中公新書)によると、古代の人は、病気は身体の陰陽不調によるものと考えていた様です。その為、貴族社会では病気を治療する時は、医師、僧、陰陽師の三者を治療者とし、病人が出ると、先ず陰陽師によって病気の原因を占い特定する。その後、上記の3者が協力して治療に当たる。原因がモノノケの時は僧が主体となり加地や修法・読経により調伏させる。原因が神の場合は陰陽師が主体となり祭や祓などを行う。医師(典薬頭)は薬物や灸・針・蛭食による治療を行ったと書かれています。現代の様に医学が発達していなかった時分は陰陽師は重要な役目をはたしていたのですね。NHK大河ドラマ「晴天を衝け」でも、血洗島で病人が出た時に(巫女に扮した)陰陽師が出ていましたが、江戸時代になっても田舎では祈祷に頼っていたのですね。
古代 陰陽師(おんみょうじ)の役割がよく分かりました。艶っぽい師ではなかったんですね⁉