日記 2022年5月25日 カキツバタ 旅の途中、見事に咲いていました。アヤメかカキツバタか?違いはよくわかりませんが「いずれアヤメかカキツバタ」はキレイな女性を讃える言葉ですよね。カキツバタには在原業平が詠んだ和歌があります。「から衣きつつなれにしつましあればはるばる来ぬるたびをしぞおもふ」(伊勢物語)この和歌のどこがカキツバタなのか? よく読んでみると、 から衣 きつつなれにし つまし有れば はるばる来ぬし たびをしぞおもふ 初めの文字を縦に読めば見事にカキツバタになっているんですね・・・。2022/05/25 舞鶴公園田辺城資料館にて
ヨシ、今月初旬に国立劇場で人形浄瑠璃文楽「競伊勢物語」を観劇してきました。伊勢物語を基に、文徳帝の子 惟喬・惟仁親王の御位争いに業平が巻き込まれる脚本です。正直、今まで「伊勢物語」を全文読んだことが無かったので、暇に任せて読んでみました(原文と現代文訳)。ソナタ形式の様に二つの主題を持ち、それらが繰り返し現れ、変奏されていく恋愛物語です。前半の主題は「二条の后(清和天皇の后・高子)との恋」、後半の主題は「伊勢の斎宮(文徳天皇の子)との恋」です。「源氏物語」よりも約100年近く早く、西暦900年頃に書かれた王朝文学ですが、あらゆる種類の男女の愛の形が描かれていて、当時の性に対する大らかな考え方が読み取れました。
六合村を後に、どうしても立ち寄りたかった場所がありました。六合村赤岩集落と今は廃線となった「太子駅」(おおしえき)だ。 赤岩集落もまた、日本の原風景の場所。 養蚕で栄えた集落で今でも至る所で当時の様子が見られる集落。 もう一つは太子駅。ここの山は鉄鉱石がふんだんに採掘できて、その鉱石を貨車で運んだ線路の旧太子線だ。昭和40年頃は太子~長野原間は40円だったが昭和45年10月31日に廃線となった。 今でも当時としては珍しくコンクリート製の貨車車庫が残っていて考え深かった。コンクリート製でも屋根部分は風化して中へは入れず外観の鑑賞となった。 まだまだ日本にも見どころ沢山の風景が点在してます。 出かける前には旅先のリサーチして尋ねると価値ある旅が楽しめますよ・・。俺っちはアナログですけどね・・人情だけが頼りです。