日記 2020年2月12日 傷ついたヒヨドリ <草木の虫や捨てた生ごみに餌を求め、小鳥たちが家の周り飛んでくる。以前にも透明のガラス戸にぶつかって気絶した鳥がいたが、今回はヒヨドリだ。その後、猫にいじめられたか羽が抜け落ち弱っていた。林の下の暖かそうな落ち葉の上に置いてきたが、元気になってくれるか・・・>2020/02/12 弱り切ったヒヨドリ 元気になってね 友人からの花便り は無し
私の家の庭にある寒椿も満開でヒヨドリが来て花の蜜を食べています。時々、集団で来ることもあり、鳴き声と糞に悩まされることもありますが、可愛いものですね。
ところで、ヒヨドリと言えば、源平の勝敗を分けた一ノ谷合戦。平家物語や吾妻鏡などで「鹿が越えられるなら馬でも越えられる」と鵯越(ヒヨドリごえ)の逆落としが功を奏したと記載されています。
大変有名な話ですが、後の人の作り話ではないかということを、先日聞かされました。今、謡曲『敦盛』を稽古していますが、先生が持参した史実に近く最も信頼性のある九条兼実の日記「玉葉」(現代語訳)には逆落としの奇襲の事は何も書かれてなく、地理的にも一ノ谷と鵯越は約8キロ離れていて、
また、物理的にも、絶壁で馬で降りられるようなところでは到底ありません。後白河法皇が源頼朝と手を組み、平氏へ講和の提案を行い油断させた計略に平氏がまんまと騙されたのかどうも真実つらしい。歴史は語り継がれてくる間にどんどん変化していくので面白いが、原点を見つめ直すのもたまには必要かなぁと思うこの頃です。